介護サービス科受講雑感  No1.〜No3. 

ハローワークの紹介(指示)で「介護サービス科」の学校に通っています

終了時にはホームヘルパー2級が授与されるそうです

皆さんの知識の隅っこにいれてもらえば

役立つこともありそうですので復習を兼ねて、

受講雑感として時々アップしたいと思います

《安永さんのメール文中より》

 

件名:介護サービス科受講雑感(1)            2000/1/8

昨日からハローワークの紹介(指示)で「介護サービス科」の学校に通っています

終了時にはホームヘルパー2級が授与されるそうです

皆さんの知識の隅っこにいれてもらえば役立つこともありそうですので

復習を兼ねて、受講雑感として時々アップしたいと思います

今まであまり時間に縛られない生活に慣れてしまっていましたので

先ず通学時間で大変くたびれました(初日が金曜日でよかった!)

学校が東区の土井にありますので私の自宅からは

自転車、地下鉄、JR(2本)徒歩と乗り継いで片道2時間かかりました

ホームヘルパー2級には130時間の講義・実習で良いのですが

ハローワークの(というより雇用・能力開発機構の)規定は1日6時間以上、

トータル324時間以上、54日以上の学習が定められています

そこで本コースは1/7〜3/29まで計334時間、

毎日 9時30分〜16時30分、

1講義2時間が3講義・実習があることになっています

小さな机で2時間の講義は結構つらいものがあります

初日から講義があり、「介護概論・人権」がテーマでした

口頭だけの講義でしたので一部不正確かも知れませんが

そのなかから2,3メモって見ます

 

(1)本人に相手を傷つける意志がなくてもその一言で傷つけることがある

   ・・・・・これはよくわかっているつもりでも、立場が違い、

       経験・環境が違い、常識が違う人同士の間だということを

       十分意識しておく必要があると痛感しました

 

(2)世界人権宣言(国連)から50年が経った

  ・・・・この理念を実現するための様々な取り組みがなされてきたが

     まだ道は遠い感じです

☆条約の締結  

人権に関する条約(23)の内、日本が批准したもの

             わずかに9個  なかでも未だに一部留保しているもの

             (たとえば人種差別条約の罰則規定など)がある・・・

☆各種の活動として

   ・国際××年  (国際高齢者年など・・・)

   ・国連△△の10年

   ・地域ブロックでの活動(アジア・太平洋ブロックなど)

    中でもアジア・太平洋ブロックでは常に日本が

    ターゲットになっている感があります

 

             などがあります

特に感じた事は

   「環境」・・・・環境を考える事は人権を考える事そのものである

   「性差の問題」・・・生活習慣、文化と密接に絡んでおり

            固定的性別役割分担意識を変える必要があるが

            これが中々難しい

(カナダで日本の総領事が奥さんを殴って 告発され、

「これは日本の文化だ!」と言った事は記憶に新しい)  

    いずれにしても、世界から見れば

   「人権赤字国=日本」 「経済黒字国=日本」 

    と写っている事をいまさらながら認識しました・・・・

    アメリカでは日本への高校生のショートステイに対する

    オリエンテーションの中に、「セクハラを受けないための講義」があると

    聞いて考えてしまいました・・・・

とは言っても、我々一人一人の日常の言動の中で

やはり「心のバリアー」を取り除いて行くしかないな・・・・

個々人に関心がなければ、どんなに啓発情報があふれていても

記憶に残って行かないし、ましてや行動に反映する事もない・・・・

 

と言うのが昨日の実感でした・・・でも・・つかれたあ・・・

 

 

 

件名:介護福祉サービス科受講ー2           2000/1/11

今日は2日目でした

6時間 福祉の理念とサービス、

サービス提供の基本視点についての講義でした

書きたいこと、大事なことが沢山ありすぎて、

全然頭の整理が出来てません

 

今はいくつかの警句的な言葉を述べることしか出来ません

1ヶ月、2ヶ月経ってくるとこの言葉を実感として認識することが

出来るのかもしれませんが・・・

でも・・・本当にこれがやれるだろうか・・・と 不安でいっぱいです!

 

(1)「一番先に年を取るものは・・・感謝の心である」・・ギリシャの格言

(2)ケア(Care)とキュア(Cure)の二つの心が必要

(3)「人は他者との関りの中で存在する」

   生きとし生ける者は、他の生きとし生けるものの中にあって

   はじめて生きられる(人間以外も含む)

(4)ホームヘルパーとは、

   何らかの身体的あるいは精神的障害があって

   自立して生活できなくなった人に対し、その自宅を訪問して

   生活に不自由がないように援助するために、

   一定の訓練を受けた人(プロとして)

(5)そしてホームヘルパーは

  ☆時には治癒させることができる

  ☆しばしば症状を和らげることができる

  ☆だが、いつもなぐさめを与えることができる

   ・・・・とくに最後が・・・難しい・・・・

(6)ノーマリゼーション

  従来、社会的に不利な立場にいる人に対し、

  地域や一般社会から分離して処遇することが

  中心であったが、健常者と共に社会的に統合されて

  一緒に生活するのを自然とする考え方・・・・

  ・・・・・現在はこちらが主流・・・・生活の質(QOL)の確保がテーマ

(7)大事なことは相手に対し

  受容・・・・あるがままに受け入れること

  個別化・・一人一人違う状態に夫々対応すること・・ が極意!

(8)「熱き心とさめた頭脳」が必要・・・・私には難しい!!!!!

(9)利用者のライフスタイルや価値観を知り、

   本人の意志を最優先する

(10)そして

  「すべてのものに、生きようとする意志がある」・・アインシュタイン

   すべてとは机や、茶碗も含む・・・

 

技術屋にはなるなとも・・・・・・とても、とても

私ごときには・・・と思いました

 

長い葛藤が続きそうです・・・・

 

 

 

件名:介護福祉サービス受講ー3            2000/1/17

SNFのみなさん今晩は 安永です

先週の木、金は障害者・介護福祉の制度とサービス

体の仕組みと働きでした

 

ほとんどが技術的な表現であり介護保険制度は現在

不確定のためあまり皆さんにお知らせするようなことが

ありませんでした

 

私がダウンしたのも報告できなかった原因ですが・・・

その中でいくつか

(1)介護はチームケア-が重要

   医者、訪問看護婦、ホームヘルパー、作業療法士、理学療法士

   ソシアルワーカーなどフォーマルな組織

  これに家族、民生委員などインフォーマルな人々も加えたほうがよい

(2)現場での観察の目を持ち、その情報をチームの皆に伝える

    ・・・判断は夫々の専門家にゆだねる・・・

(3)社会保障を担うもの

  福祉、医療、介護・・・・基本は人権

 

(4)体の仕組み、機能は省略します

   以下は老人に特徴的なこと、老人の気持ちなど  

 

  ☆老人は排出が少ないのではなく意識中枢が弱くなるので

   摂取が少なく、脱水になりやすい事を理解しておく

  ☆老化とは加齢により誰でも起る生理現象であることを理解しておく

  ☆老人は喉頭に食物が入ってもあまりせきこまないし、

    風邪でもあまり発熱ぜずに肺炎になっているケースもあるので変化に要注意

  ☆一日使わないと筋肉は7%落ちる

   ・・・風邪、腰痛などでほんの数日寝た事が寝たきりのきっかけになる

  ☆寝たきりのほとんどは防げる・・・つうたいさんのおっしゃるとおり・・

   寝かせない工夫・・・これは周りの責任である!!!

  ☆骨粗しょう症でも最小限動くことが(動かさせる)重要

   ・・痛みがあっても・・・・・寝たきりを防ぐため・・・

  ☆年寄の気持ちの理解・・・声掛けが重要(刺激を与え、

生命力を持つことになる・・)

  ☆周りが思ってやらないと問題は存在しないことになる!

    ・・言えない、表現できない(相手の気持ちを思いやることの重要性・・)

  ☆疎外感を持ちやすいので  関心を示し(わからなくても相談する)

                聞こえなくても、無視しない

  ☆「衰え」そして「誇り」を充分理解する

    ・・その人の価値観を知ることが大切

    プライド=自分が自分でありつづける証!  など などです

   

    私も親父との接し方で反省ばかりでした!

 

今日の講義には「老化の理解」の図表がありました

老化とはどんな変化で、どうすれば前向きに明るく生きがいを持ち

自分らしく生きていけるかが示されていました

 

後日何とか表現して見ます

 

 

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