森づくり体験&天領日田おひなまつり

椎茸の駒うち体験

天領日田ひなまつり

2008.2.17 於:大分県日田市

日田市は、大分県北西部の福岡県境に位置する市です。
九州三大美林の一つとして有名な日田杉に周囲を囲まれた日田盆地を三隈川が流れています。
(バスの中でビデオを見せていただいた時に流れていた説明です。)
「天領日田」・・・日田市は、徳川時代、「天領」(幕府の直轄地)に編入され、代官所の所在地として重要な地位を占めました。当時は、九州随一と云われるほどの繁栄をきわめ、「小京都」と呼ばれるほど京文化が発達していたそうです

シニアネット福岡と日田市のつながり
2001年1月、福岡市西区にある大分県大山町(現・日田市)のアンテナショップ「おおやま(現・ひた)生活領事館in福岡」の一角に「シニアネット福岡」の本部を開設、あわせて大山町と相互協力協定を結び、県境を越えた地域振興・交流の活動を始めました

椎茸の駒うち体験
このたび 愛宕浜教室オーナーのひた生活領事館長である
SNF会友、阿比留 哲さんから、日田市が主催されるツアーご招待の連絡を頂きました。植樹祭と椎茸の駒打ち、日田市内のおひな人形まつり観光です。SNF会員とそのご家族など45名が参加しました。
駒うちをしたのは日田市の伏木町です。本来なら山の中でする作業なのですが、雪が激しく降ってきましたので今は廃校になっている小学校の校庭で行われました。1本の榾木に20数個の穴があけてあり其の中に1個づつ種駒を打ち込むのです。

駒うちのあと体育館で昼食を御馳走になりました。
冷え切った体に暖かいご飯と味噌汁はおいしかったです。豚汁と聞いていたのですが地元の方の「ししの味はどうですか?」とのお尋ねに初めてイノシシの肉なのだと知りました。これも初体験でした。

この地区はいのししやしかの被害もあり、被害を防ぐためにその対策として集落みんなで柵をつくり、農作物守っているようです
その作物の中味噌・米生椎茸などを抽選でお土産にいただきました。
寒い中ドラム缶に火を起こし私たちを歓迎してくださった伏木の役場の皆様に感謝しました。



やまざくらの植林体験は雪のため中止となりましたが廃校となった小学校のグランドで椎茸駒打ちを体験クヌギの原木(榾木)に植え穴が開けてあり、椎茸菌糸の入った種駒をかなづちで植え付けます。二年後の秋にはりっぱなしいたけに成長するそうです。雪の降る中はじめての体験でした。
天領日田ひなまつり(豆田町
折からの雪に山桜の植樹が不可能になりましたので予定を変更して先に豆田の町の散策をすることになりました
豆田の町は雪と川霧で迎えてくれました。
 
江戸期以降、独特の町人文化が育まれてきた町。それが豆田です
道路整備がなされ電柱や溝が消えてすっきりと見通しがよく、土産物屋や食事処・資料館・ギャラリーなどが連なり個性のある店が多く見られます。散策の楽しみにあふれていました。 あいにくの雪模様でしたがそれもまた楽しいものでした。

創業160年の味噌醤油醸造元の老舗「日田醤油」内の天領ひな陣屋には、2000体以上の雛人形や雛飾り、古いお道具など様々な貴重なものを観ることができます


薫長酒造のおきあげ雛はみごとで迫力がありました。
今年の杉玉(酒林)も誇らしげにさがっています
ふるまい酒も雪のちらつく散策にはありがたいもの・・・
天秤棒を担いだ人気の
お菓子売り
綿吉さんを発見。
個数限定のお菓子を売り歩く。古い時代衣装を身にまとった綿吉さんはみんなの人気者です。

写真撮影にも快く応じて
くださいました

楽しい有意義な時間を過ごすことができました。
広報部  梅本昭子 記