No7〜No9

 

 

件名:介護受講報告―7               2000/1/25

「老人で気になる症状」

先ほども言いましたように先ず

1)発熱が少ない

  微熱でも色んな病気が潜んでいることあります

  風邪→気管支炎→肺炎 になりやすい

また、誤嚥(ごえん・・誤って気管支にものが入る事)によって

  肺炎になることも多い・・・食べ物、たんなど・・・

  嚥下のスピードが遅く、のみのこし、食べ残しが少しづつ

  知らない間に気管支に溜まって(気づかずに・・・)肺炎を起すことも多い

食事のスピードは急がないこと、

またしっかり入れ歯を作ることや、口内の衛生にも留意が必要

このほか、腎盂炎、感染性腸炎、皮膚炎なども懸念される・・

いずれにしても、水分の補給が大切!!!

2)からだの色んな痛み

  骨折による痛み・・・その時気づかないことも多い

          後でだんだん痛みが増す時要注意→再レントゲンを・・・

変形性膝関節炎・・・関節の磨耗で起きやすい・・・体重を落とす

            踵の柔らかい靴をはくなどが良い

3)ボケ

  記銘力(新しい事を覚える力)が落ちる・・・当然のことだが・・・

  生活環境を整える・・整理された暮らしやすい環境

  感情の記憶は逆に敏感になる・・・しかられてつらい思いをしたなど・・

      →良い感情の記憶を沢山作ることが必要!!

4)倦怠感

  役割の変化による無力感、

  体の障害(便秘、脱水、熱など・・)

  動き、言葉に良く耳を傾けること

5)脳梗塞、脳出血

  ちゃんとした診断を・・・・・脱水予防が大切

6)脱水

「脱水」と「肺炎」の予防が老人には最も重要

特に「脱水」は様々な誘因になりやすい

年を取ると口渇中枢の働きが弱くなり、のどの乾きにうとくなる

その上、夜のトイレを心配するため水分の補給が不足し勝ちである

話は違いますが、我々の登山などでも乾きの要求分だけの補給では

補給が足らないと言う実験結果が出ています

脱水を知るポイントは

   唇の乾き具合、皮膚の乾燥具合、目の落ち込み

  などに注意を

高齢者では、腎臓の働きも弱くなり、薄い尿を沢山作るため

水分の補給は意識的にやる必要があります

脱水が進むと、尿が出なくなったり、意識障害が起きたりする

 

 

 

 

件名:介護受講報告―8              2000/1/25

*****寝たきりになると*****

高齢、病気で寝たきりでいると・・・

(1)筋肉を使わないため、廃用性萎縮が起きる

(2)関節を使わないため、関節が固くなる

(3)骨からカルシュウムが溶け出し、骨が弱くなる

(4)縦方向の重力がかからないので、血圧調整機能が衰える

(5)腹圧をかけにくいので、排尿や排便がしにくく、スッキリ出ない

(6)褥そう(とこずれ)が出来やすい

(7)誤嚥(誤って気管支にものが入る)をしやすい

(8)肺炎になりやすい

(9)脱水になりやすい

(10)刺激が少なくなると、精神機能が衰える

別の表現をすると

動けない(原因不明が多い・・動こうとしない・動かないため?

心の問題も・・・) →何もしない → 体力が低下する → 

疲れる →ねたリ起きたりして過ごす → 

その内ねたきりになるの悪循環になります!!!

これらの繰り返しで、症状がますます重くなる

廃用症候群・・使わないために機能が衰えること・・・は ほとんどが防げる!

では・・・

「寝たきりゼロへの10か条」

(聞き書きなので少し表現が違うかも知れません)

(厚生省・・つうたいさんが何といわれるかな?

(1)脳卒中や骨折も出来るだけ早くから動かすことが

   寝たきりゼロへの第一条

(2)寝たきりは、寝かせきり

  過度の安静逆効果

(3)リハビリは早期開始が効果的

  はじめようベッドの上から訓練を

(4)暮らしの中でのリハビリは

   食事、排泄、着替えから

(5)朝起きて先ずは着替えて身だしなみ

   寝食分けて生活にメリハリを

  ・・・身だしなみは心のはりに大切・・・

(6)「手は出し過ぎず、目は離さず」が

   介護の基本、自立の気持ちを大切に

  ・・・あせらず、急がず本人のペースで・・・

(7)ベッドから移そう移ろう車椅子

   行動広げる用具の活用

   (器具を使っても出来ることが大切・・)

(8)手すりつけ、段差をなくし住み易く

   アイデア生かした生活改善

(9)家でも外でも喜び見つけ

   皆で防ごう閉じこもり

   生きがいつくって寝たきり防止

(10)進んで利用 機能訓練、寝たきりなくす

人の輪、地域の輪

 

少し長くなりましたが私達の生活姿勢にも

役立つヒントがありそうです

 

 

 

件名:介護受講報告―9               2000/1/28

 

今日は花金です!

講座に通い始めて又、金曜の夕方の開放感を味わっています!!

あまり嬉しくって???

肝心の資料を学校においてきてしまいました!!

そこで今日は、先日書き残したことを述べます

 

「低温火傷」

最近のように寒い日が続くと、カイロや湯たんぽ、電気毛布や

アンかなどの保温具をお使いの方も多いと思います

その際「低温やけど」と「脱水」にご注意ください

低温火傷は上記のようなものを肌身に近いところで長時間

使用した時に起りやすいものです

特に高齢者は手足の感覚が鈍くなっていますので

熱さに鈍感になっています

また、そんなに熱くなくても(暖かく感じる程度でも)長時間、

同じ部位に当てていると火傷になりじわじわと深部に広がります

温度調節に充分注意すると共に、少し離して使う、タオルなどで巻く、

ある程度温まったら切るか離すなどしてください

 

「脱水」

また、脱水は皮膚からのものもあります、保温具の使用時でなくとも

乾燥しやすい今の季節は特に注意して水分の補給に心がけてください

 

 

戻 る